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アジア系アメリカ人の光と陰
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歴史・地理

アジア系アメリカ人の光と陰

アジア系アメリカ移民の歴史

スーチェン・チャン(Sucheng Chan) 著/トーマス・J・アーチディコン(Thomas J. Archdecon) 編纂者/住居 広士(すみい ひろし) 訳

  • 定価:本体3,000円 + 税
  • 書籍在庫:有 / 電子版:有
  • 判型:A5
  • ページ数:366頁
  • ISBN:978-4-86429-003-6
  • 発行日:2010/08/10発行
書籍内容

19世紀からアメリカ合衆国に移民してきた中国人,日本人,朝鮮人,インド人,フィリピン人の歴史的経験の共通性や歴史的に重要な局面を概観し,さらに1975年以降のベトナム人,ラオス人,カンプチア(カンボジア)人の難民や移民についても要約して取り上げる。

【著者紹介】
スーチェン・チャン(Sucheng Chan)

カリフォルニア大学バークレー校名誉教授
 カリフォルニア大学のサンタ・バーバラ校の歴史学の教授として、アジア系アメリカ人研究講座の主任であった。彼女は1963年スワートモア大学で学士を取得し、1965年にハワイ大学で修士を取得して、1973年にカリフォルニア大学バークレー校で博士号を取得した。
 彼女は、『ほろにがい大地─1860年から1910年までのカリフォルニア農業における中国人(This Bittersweet: The Chinese in California Agriculture, 1860-1960』(1986年)の著者である。その著書で、1986年テオドア・サロートス記念出版賞(農業歴史分野, Theodore Saloutos Memorial Book Award)、1987年アメリカ歴史協会西海岸支部出版賞(American Historical Association Pacific Coast Branch Book Award)、1988年アジア系アメリカ人研究協会特別出版賞(Association for Asian American Studies Outstanding Book Award)を受賞した。彼女の随筆である『カリフォルニア地方の中国人の暮らし(1860年~1880年)─ 経済変革の衝撃 ─(Chinese Livelihood in Rural California, 1860-1880: The Impact of Economic Change)』(西海岸歴史雑誌: Pacific Historical Review、1984年)で、最も注目される書籍としてルイス・ノット・クーンツ賞(Louis Knott Koontz Prize)を受賞した。彼女はすでに4冊の本も編集している。
 彼女は、1978年にカリフォルニア大学バークレー校から特別教育賞を受賞し、1988年から1989年までジョーン・シモン・グーゲンハイム基金(John Simon Guggenheim)を受託した。


【編纂者紹介】
トーマス・J・アーチディコン(Thomas J. Archdecon)

ウィスコンシン大学マディソン校教授
 1972年から学部の一員として、ウィスコンシン大学マディソン校の歴史学の教授であった。ニューヨーク生まれで、リチャード・B・モリス(Richard B. Morris)教授の指導の下に、コロンビア大学で博士号を取得した。最初の著書は、『ニューヨーク市─1664年から1710年の征服と変革(New York City, 1664-1710: Conquest and Change)』(1976年)で、17世紀末から18世紀初頭にかけて、その地域のオランダ人とイギリス人在留者の関係性を執筆した。そのような研究を重ねながら、アーチディコンは、移民と民族集団の相互関係を主題とする教育研究に専念した。1983年に『アメリカ人になるために─民族的歴史(Becoming Americans: An Ethnic History)』を刊行した。


【訳者紹介】
住居 広士(すみい ひろし)

県立広島大学大学院保健福祉学専攻教授,医学博士,社会福祉士,介護福祉士
 1956年 広島県三原市生まれ
 1982年 鳥取大学医学部医学科卒業
 1987年 岡山大学大学院医学研究科修了(医学博士)
 1998年 ミシガン大学老年医学センター留学(文部省在外研究員)
 2000年 広島県立保健福祉大学教授
 2005年 県立広島大学保健福祉学部人間福祉学科教授
〈主要著書〉
『新版アメリカ社会保障の光と陰』(編訳,大学教育出版,2004.8),『介護モデルの理論と実践』(単著,大学教育出版,1998.2),『マネジドケアとは何か』(監訳,ミネルヴァ書房,2004.10),『介護保険における介護サービスの標準化と専門性』(単著,大学教育出版,2007.2)他多数
〈社会的活動等〉
日本学術会議連携会員(社会福祉学分科会,福祉職・介護職育成分科会,高齢者の健康分科会,持続可能な長寿社会に資する学術のロードマップ分科会),第14回日本介護福祉学会大会長,日本介護福祉学会・日本保健福祉学会・日本在宅ケア学会理事,全国老人福祉施設協議会総研座長,日本介護支援協会草の根シンクタンク委員など,他多数