経済・経営
経営社会学 その視座と現代
野瀬正治(のせ まさはる) 著
経営社会学の視座からの変革とは何か? 新たな変革が経営・社会に求められている今、本書は、古典から現代に繋がる諸学説からその視座を明らかにすると共に瀬戸際に立つ現代社会と経営の改革の具体策を論じている。
◆主な目次
第Ⅰ部 経営社会学の視座
第1 章 近代社会における経営社会学の萌芽
第2 章 経営社会学とヴェーバー
第3 章 経営社会学とブリーフス
第4 章 経営の社会構造(対立・支配)とダーレンドルフ
第5 章 経営の社会構造と社会関係
第6 章 日本的経営と社会関係
第7 章 経営と統合の捉え方
第8 章 経営の対立関係と調整・統合
第9 章 近代社会創成期と現代(第Ⅰ部 結びに代えて)
第Ⅱ部 現代と経営社会学
はじめに(第Ⅰ部との関係)
第10 章 非典型労働と経営/社会:イギリス・オランダ・スペイン等との比較
第11 章 研究者・技術者の活性化と日本的雇用システム
第12 章 創造的自主的な働き方と裁量労働:高プロ制度の問題点
第13 章 個別労働紛争(対立)の企業内外での調整:日英の比較
第14 章 未熟練外国人労働者の人間疎外と在留資格制度
関西学院大学社会学部・社会学研究科教授
略歴
大阪大学大学院国際公共政策研究科博士課程修了。
博士(国際公共政策)。
東レ(滋賀労務)、㈱日本総合研究所(主任研究員)を経て、2001 年に関西学院大学社会学部助教授に就任。
主要著書・論文
『第2 版 新時代の個別的労使関係論』晃洋書房、2006。
『個別的労使関係と新時代の人事労務管理── 個の欲求と組織充足の調整・繋ぎ』晃洋書房、2015(編共著)。
『人権侵害に関わる職場の人間関係調整論』関西学院大学出版会、2020。
「コロナ禍と職場のニューノーマル── テレワークなどICT 化の挽回にむけて」『経営センサー』No.227、東レ経営研究所、2020。
“Study on Administrative ol Involved in Resolving Labour Conflicts ─ In Comparison Japan with Australia and the UK”, International Public Policy Studies , Vol.23, No.1., Osaka University, 2018.
“The Obligation of the Japanese Government after the withdrawal of the reservation to art.13(2)(C)of International Covenant on Economic, Social and Cultural Rights”, International Public Policy Studies , Vol.19 No.1(No.35), Osaka University, 2014.