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岐路に立つ原子力を考える
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工 学

岐路に立つ原子力を考える

吉川榮和(よしかわ ひでかず) 監修/五福明夫(ごふく あきお) 著/田邉朋行(たなべ ともゆき) 著/日比野 愛子(ひびの あいこ) 著/伊藤京子(いとう きょうこ) 著

  • 定価:本体3,000円 + 税
  • 書籍在庫:有 / 電子版:なし
  • 判型:B5
  • ページ数:368頁
  • ISBN:978-4-86692-144-0
  • 発行日:2021/08/20発行
書籍内容

10年経っても放射能もれが止められない福島第一原発メルトダウン事故。それをもたらした原子力村の安全神話の実態を問い、今脱原発に転じた世論の中八方ふさがりの原子力発電に期待される使命と取り組み方を提言する。

◆主な目次

第1章 日本の原子力揺籃期から福島事故まで
第2章 福島事故の結末―様々な事故調査・検証の系譜と原発世論の変化
第3章 原子力安全神話を検証する
第4章 原子力防災計画を考え直す
第5章 原子力損害賠償制度―福島事故の損害賠償の課題
第6章 増加した廃炉と放射性廃棄物の処理処分問題の複雑化
第7章 福島事故のもたらした原子力の将来像変化
第8章 規制と事業者による軽水炉原発安全性向上の課題
第9章 社会の原子力への信頼回復への課題
第10章 大学における原子力人材育成と課題

【監修者紹介】
吉川榮和(よしかわ ひでかず)

京都大学名誉教授。
京都大学大学院工学研究科博士課程電気工学第2専攻修了(京大工博)、シンビオ社会研究会会長。
専門分野(原子炉計測制御、原子力安全、エネルギー情報学)


【著者紹介】
五福明夫(ごふく あきお)

岡山大学大学院ヘルスシステム統合科学研究科教授。
京都大学大学院工学研究科博士前期課程1983年3月修了、工学博士(京都大学)。
専門分野(工学プラントのヒューマン・マシン・インタフェースやヒューマンファクタ、球面モータ、医療支援システム)


【著者紹介】
田邉朋行(たなべ ともゆき)

(一財)電力中央研究所社会経済研究所副研究参事。
京都大学大学院エネルギー科学研究科博士後期課程修了、京都大学博士(エネルギー科学)。
専門分野(原子力法、核セキュリティ、企業倫理)


【著者紹介】
日比野 愛子(ひびの あいこ)

弘前大学人文社会科学部准教授。
京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程2006年3月修了。博士(人間・環境学)。
専門分野(バイオテクノロジー、人工肉、感染症モデルなど、萌芽的テクノロジーの社会的成立過程に関する研究)


【著者紹介】
伊藤京子(いとう きょうこ)

京都橘大学工学部情報工学科教授。
京都大学大学院エネルギー科学研究科博士後期課程2004年3月修了。博士(エネルギー科学)。
専門分野(コミュニケーションデザイン、コミュニケーション工学)