哲学・思想・心理学
“相談学生”に学ぶ学生相談
鶴田一郎(つるた いちろう) 著
30年間にわたる「学生相談」の実践を事例研究としてまとめた一冊。統合失調症、不本意入学、パニック障害、自殺念慮、グリーフ、過敏性腸症候群、LDの二次的障害、引きこもりの8つの事例を取り上げている。
◆主な目次
[事例1]
統合失調症寛解期にある男子学生との6年間のかかわり
─「同行」と「生きがい」について─
[事例2]
不本意入学した女子学生の事例
[事例3]
パニック障害の男子学生への療学援助
─学生生活サイクルの視点から─
[事例4]
自殺念慮をもつ女子学生への危機介入
[事例5]
母親と死別した男子学生の「喪の仕事」
[事例6]
過敏性腸症候群という課題を抱えて入学した女子学生の事例
[事例7]
LD(学習障害)における「二次的障害」への支援の方法について
─非言語性LDをもつ男子学生とのかかわりを通じて─
[事例8]
「引きこもり」の青年期男性クライエントへの訪問相談
─「変革体験」と「生きがい」について─
名古屋大学大学院教育発達科学研究科心理発達科学専攻博士
後期課程修了、博士(心理学)
現在 広島国際大学健康科学部医療栄養学科/教職教室教員、公認心理師・臨床心理士
[主な著書](単著)*大学教育出版のみ
『人間性心理学の視点から三谷隆正「幸福論」を読む』(2014年)
『人間性心理学研究序説─続・生きがいの心理学』(2016年)
『C.R. ロジャーズの「カウンセラーの中核三条件」におけるキリスト教的側面』(2018年)
『1992年の「精神薄弱」用語問題─伊藤隆二教授の教育思想をめぐって─』(2018年)