文 学
徒然草のつれづれと無為
兼好にとって自然とは何か
藤本成男(ふじもと しげお) 著
徒然草の「つれづれ」を「無為」という視点からとらえ、その思考の根底にあるものは何かということについて考える。徒然草の表現が生まれるひとつの動機、根本的衝動として、「自然」というあり方が大きな意味をもつことを解き明かす。
◆主な目次
第一章 徒然草の「つれづれ」
第二章 徒然草と老荘
第三章 徒然草の時代
第四章 徒然草と無常
第五章 徒然草の「道」
1953 年 兵庫県生まれ
1978 年 岡山大学法文学部哲学科卒業
1999 年 兵庫教育大学大学院学校教育研究科修士課程修了
主な著者
『日本的ニヒリズムの行方─ 正法眼蔵と武田泰淳』大学教育出版 2011 年
『太いなる自然を生きる─ エチカと正法眼蔵をめぐって』大学教育出版 2016 年