言語・語学
小説風「認知言語学入門」
安原和也(やすはら かずや) 著
物語の脇役を添える研究者生活の実態を投じた架空世界と、認知言語学という学問領域で展開される現実世界が、相互に交錯する形で、認知言語学と呼ばれる学問領域の内実を講義形式で描いた小説風認知言語学入門である。
◆主な目次
第1講 認知言語学とは何か?
第2講 プロファイリング
第3講 スキャニング
第4講 ズーミング
第5講 ブリーチング
第6講 メトニミー
第7講 参照点能力
第8講 フレーム
第9講 カテゴリー化
第10講 シネクドキー
第11講 スキーマ化と拡張
第12講 メタファー
第13講 ブレンディング
第14講 スプリッティング
第15講 まとめ
名城大学准教授
1979 年、岡山県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程(言語科学講座)修了。博士(人間・環境学)。日本学術振興会特別研究員、京都大学高等教育研究開発推進機構特定外国語担当講師などを経て、2013 年4 月より現職。専門は、認知言語学。主要著書に、『認知文法論序説』(共訳,2011 年,研究社)、『Conceptual Blending and Anaphoric Phenomena: A Cognitive Semantics Approach』(2012 年,開拓社,第47 回市河賞受賞)、『ことばの認知プロセス ─ 教養としての認知言語学入門 ─』(2017 年,三修社)、『認知言語学の諸相』(2020 年,英宝社)、『認知言語学の散歩道』(2021 年,英宝社)、『認知言語学の基礎』(共著,2021 年,くろしお出版)などがある。