社 会
国際地域研究Ⅳ
北海道教育大学函館校 国際地域研究編集委員会 編
世界は、コロナ禍とロシアのウクライナ侵攻によって大きく変わった。新局面を迎えたグローバル化時代の中で地域の活性化を目指す試みは、これから正念場を迎えるだろう。世界と地域の関係を読み解くうえで欠かせないのは、しっかりした座標軸をもつことである。北海道教育大学函館校がそのヒントを提示する国際地域研究の第4弾!
◆主な目次
第1部 地域のチカラで世界は変わる
講演録 海をつなぐ女たちのまちおこし-泳ぎ続けるマグロ女子の挑戦-(島 康子)
第1章 沖縄の振興/開発にみるグローバル課題と地域課題の相克─SDGsと安全保障のはざまで― (畠山 大)
第2章 「国際観光都市 函館」の「見える化」―3 つの視点から― (奥平 理)
第2部 国際地域研究 各論
【地域のチカラを活かす試み】
第3章 地域生活課題の解決に向けたワークショップの展開―生活支援体制整備事業と江差「まちづくりカフェ」の試み―(齋藤 征人)
第4章 函館における方言意識と言語景観(高橋 圭介)
第5章 北海道の森林資源と企業、地域 ―王子グリーンエナジー江別株式会社と紋別バイオマス発電株式会社―(淺木 洋祐)
【教育の可能性】
第6章 「スペキュラティヴ・デザイン」の視点から見た「日本遺産普及に向けたプロモーションフラグシップ制作事業」が有する「未来への思索」の可能性について(橋本 忠和)
第7章 特別な教育的ニーズのある子どもを対象とした学習支援活動(細谷 一博・五十嵐 靖夫・北村 博幸)
第8章 算数科における地域素材を活用した問題作成―学生の問題作成能力に着目して―(石井 洋)
【時代の深層を読み解く】
第9章 新たな地域コミュニティに参入した外国人英語教師のアイデンティティと自己指針の変化(黒坂 智里・菅原 健太)
第10章 社会科学とマンガの架橋―いしいひさいち官僚制論に関する近代思想史的考察―(田村 伊知朗)
第3部 シンポジウム
1.概要
2.パネルディスカッション「変わりゆく世界、次世代につなげたい地域のチカラ」