社 会
地方の地域福祉
子どもの貧困とその対策・実践
坂本毅啓(さかもと たけはる) 著
地方都市における子どもの貧困問題に焦点を当てて、公式統計、実態調査、支援事例からどのようなソーシャルワーク実践が求められるのかを考える。
◆主な目次
序 章 研究の背景と目的
第1章 北九州市における出生状況とその課題
第2章 大都市比較統計年表の比較統計分析から見た北九州市の子どもの社会的排除
第3章 日向市における実態調査の二次分析から見える子育て世帯の社会的排除
第4章 子育て世帯が生活困窮・福祉ニーズを抱えやすい所得の境界線
第5章 子育て世帯における社会的排除状態にある生活水準と社会的排除率の推計
第6章 子どもの貧困対策としての保護者を含めた世帯全体への支援の重要性
第7章 NPO抱樸による子どもの学習・社会参加支援
第8章 社会的包摂を目指した支援事例の分析
第9章 支援記録に基づく支援内容の計量的分析
第10章 高校中退防止への取り組みとその到達点
第11章 高校中退防止事業の費用対効果の検討
第12章 子どもの社会的排除に対する地方都市における取組み
第13章 「高齢化団地」における子どもへの支援活動の実践とその成果及び課題の分析
最終章 本研究の到達点と残された研究課題
現 職:北九州市立大学基盤教育センター及び地域創生学群 准教授
最終学歴:四天王寺国際仏教大学大学院人文社会学研究科人間福祉学専攻博士後期
課程単位取得満期退学
学 位:修士(社会福祉学)
主 著:『雇用創出と地域── 地域経済・福祉・国際視点からのアプローチ── 』(共編著)大学教育出版、2017 年
『地方都市におけるインクルーシブな地域づくり』(共編著)大阪市立大学都市研究プラザ、2017 年
『現代社会と福祉』(共編著)東山書房、2015 年