教 育
技術教育のための教員養成担当者養成の史的研究
東京高等師範学校図画手工専修科の役割と意義
疋田祥人(ひきだ よしと) 著
本書は、日本の教員養成担当者の養成のあり方を技術教育の面から探るため、戦前の師範学校で手工科を担当していた教員の養成の中心であった東京高等師範学校図画手工専修科の営みと成果を解明する。またこのことは、日本の教員養成担当者養成が目指すべき手がかりとなる。
◆主な目次
序 章 課題の設定と研究方法
第 1 章 手工科担当師範学校教員の養成における直接養成と間接養成
第 2 章 東京美術学校図画師範科による手工科担当師範学校教員の供給
第 3 章 東京高等師範学校図画手工専修科による手工科担当師範学校教員の供給
第 4 章 東京高等師範学校図画手工専修科における教員構成と学科課程
第 5 章 東京高等師範学校図画手工専修科における手工科担当師範学校教員の養成の営み
終 章 手工科担当師範学校教員の養成における東京高等師範学校図画手工専修科の役割と意義
1975(昭和 50)年 8 月生まれ。静岡県浜名郡可美村(現:浜松市南区)出身。静岡県立浜松北高等学校を卒業後、東京学芸大学教育学部、同大学大学院教育学研究科(修士課程)、同連合学校教育学研究科(博士課程)を卒業・修了。博士(教育学)。フェリス女学院大学や芝浦工業大学などの非常勤講師、新潟青陵大学短期大学部幼児教育学科講師、大阪工業大学教職教室講師を経て、現在は大阪工業大学教職教室准教授。
【著書】『日本と世界の職業教育』(法律文化社、2013 年、堀内達夫らとの共著)、『技術科教育』(一藝社、2014 年、坂口謙一らとの共著)、『技術教育の諸相』(学文社、2016 年、田中喜美らとの共著)。