教 育
障がい児の健康づくり支援
前橋 明(まえはし あきら) 編著
子どもたちの抱える・抱えさせられている心身や生活上の問題は、コロナ禍の影響も加わって、非常に複雑・多岐にわたり、新たな展開が迫られています。こうした社会や子どもたちの生活の背景を踏まえながら、障害をもつ子どもたちが心身ともに健康で生き生きとした暮らしが送れるように、また、友だちといっしょに社会生活をしていく上で必要なコミュニケーション能力を育て、豊かな心をもち、たくましく生きることができるようになることを目指し、その援助の仕方を解説する。
◆主な目次
第1章 障がい児の知覚・運動訓練から体育指導
第2章 障害別にみた障害の内容と発達や運動の特徴
第3章 子どもの理解と実態把握の難しさ
第4章 発達と運動、親子ふれあい体操のススメ
第5章 車イスの基本操作と介助
第6章 視覚障がい児・者の援助
第7章 子どもの運動指導上、留意すべき事項
第8章 健全な成長のための外あそび推進について
第9章 近年の子どもたちが抱える健康管理上の問題と改善策
第10章 体 力
第11章 運動遊具・公園遊具の安全管理
第12章 幼児期の健康診断評価
第13章 ケガの手当て・対応
第14章 コロナ禍における子どもの運動あそびと、保健衛生上、注意すべきこと
現 職 早稲田大学 人間科学学術院 教授/医学博士
学 位 1978 年 米国ミズーリー大学大学院:修士(教育学)、
1996 年 岡山大学医学部:博士(医学)
教育実績(経歴)
倉敷市立短期大学教授、米国ミズーリー大学客員研究員、米国バーモント大学客員教授、米国ノーウィッジ大学客員教授、台湾国立体育大学客座教授を経て、現職
活動実績(社会的活動および所属、学会などの所属)
1)社会的活動
一般社団法人 国際幼児体育学会会長、一般社団法人 国際ウエイトコントロール学会会長、一般社団法人 国際幼児健康デザイン研究所顧問、一般社団法人 日中児童健康Lab 顧問、インターナショナルすこやかキッズ支援ネットワーク代表、子どもの健全な成長のための外あそびを推進する会代表、日本学術振興会科学研究費委員会専門委員(2009.12 〜2017.11)、日本幼少児健康教育学会理事長(1982.10 〜 2014.3)、日本幼児体育学会理事長・会長(2005.8 〜 2022.3)、日本レジャー・レクリエーション学会会長(2020.4 〜 2023.3)
2)受 賞
1992 年 米国ミズーリー州カンサスシティー名誉市民賞受賞
1998 年 日本保育学会研究奨励賞受賞
2002 年 日本幼少児健康教育学会功労賞受賞
2008 年 日本幼少児健康教育学会優秀論文賞受賞
2008 年 日本保育園保健学会保育保健賞受賞
2016 年 第10 回キッズデザイン賞受賞
2017 年 (中華民国106 年)新北市政府感謝状受賞
3)主な取得研究費
●文部省在外研究員(平成2 ~平成3 年)
「アメリカの幼児体育」(米国・ミズーリー大学大学院)
●文部科学省科学研究費補助金(平成9 ~平成11 年度)
「高校生における日常生活時の不定愁訴の発現に及ぼす運動の影響について」