政治・法律
米軍統治下での「島ぐるみ闘争」における沖縄住民の意識の変容
村岡敬明(むらおか たかあき) 著
米軍統治下の沖縄が本土に復帰するまでの20年間で生じた、軍用地の強制収用に反対する「島ぐるみ闘争」、「島ぐるみ闘争」を危惧した大統領命令による行政主席公選の発表、沖縄の施政権返還に伴う日米の政治外交交渉の3事象を政治学の視点から論述する。
◆主な目次
第Ⅰ章 「島ぐるみ闘争」の変容過程と本研究の意義
第Ⅱ章 本研究で用いた独自資料とその所蔵施設
第Ⅲ章 米軍による沖縄統治
第Ⅳ章 強制土地収用と反米・反米軍意識の形成
第Ⅴ章 朝鮮戦争からベトナム戦争介入に至るまでの米軍基地の拡張・強化と「島ぐるみ闘争」
第Ⅵ章 行政主席公選の裏工作と沖縄住民のアイデンティティ
第Ⅶ章 保革一騎打ちの行政主席公選から分離返還まで
第Ⅷ章 「島ぐるみ闘争」の変容と今日への課題
1986 年11 月19 日生まれ。
2020 年3 月31 日九州大学大学院 地球社会統合科学府 地球社会統合科学専攻 博士後期課程単位修得退学。2021 年博士取得。
2023 年4 月1 日から大和大学情報学部准教授。
専攻分野は「日本政治外交史」と「公共政策論」。