経済・経営
基礎からの国際金融論
和田龍磨(わだ たつま) 著
為替レート変動の要因、自国や他国のマクロ経済政策が雇用や所得などの実体経済に与える影響、固定相場制や共通通貨の利点と欠点などについて、モデルを用いるとともにデータや歴史を踏まえてわかりやすく解説する。
◆主な目次
第1部 マクロ経済学の基本
第1章 基本概念の整理
第2章 財・サービス市場:貯蓄と投資
第3章 貨幣量、金利と貨幣市場
第4章 IS-LMモデル
第5章 総需要・総供給(AD-AS) モデル
第6章 マクロ経済学に関係する基本モデル
第2部 国際マクロ経済学
第7章 為替レート
第8章 為替レートの長期モデルと実質為替レート
第9章 為替レートの短期モデル
第10章 国際収支と国民経済計算
第11章 国際IS-LMモデル
第12章 金をめぐる国際通貨制度の歴史
第13章 為替レート政策
第14章 国際経済の新たな課題
付録 数学準備
1999年慶應義塾大学経済学部卒業
2006年ボストン大学Ph.D. (経済学)
ウェイン州立大学(アメリカ・ミシガン州)助教授および准教授、ダラス連邦準備銀行客員、カリフォルニア州立大学デービス校訪問助教授、ウェスタンオンタリオ大学(カナダ)訪問准教授、ニューサウスウェールズ大学(オーストラリア)客員准教授を経て、2018年慶應義塾大学総合政策学部教授
専攻:国際金融論、マクロ経済学、計量経済学
主な研究業績:
“Let’s Take a Break: Trends and Cycles in US Real GDP” (with Pierre Perron), 2009, Journal of Monetary Economics 56 (6) 749-765,
“Out-of-Sample Forecasting of Foreign Exchange Rates: The Band Spectral Regression and LASSO,” 2022, Journal of International Money and Finance, 128, 102719.
など。