政治・法律
9条の掛け軸
敗戦から憲法改正に至る激動の日々
大越 哲仁(おおこし てつじ) 著
著者が論証した「憲法九条は幣原喜重郎が発案したものである」という事実に基づき、戦争末期~日本国憲法公布までの激動の二年半について幣原、マッカーサー、昭和天皇を中心とした関係人物の奮闘を中心に描いたノンフィクション小説。
◆主な目次
一 吉田茂と幣原喜重郎
二 敗 戦
三 降伏文書
四 東久邇宮内閣総辞職
五 幣原に大命下る
六 組 閣
七 内大臣府と憲法改正問題
八 「憲法問題調査委員会」
九 天皇の「人間宣言」
十 公職追放と内閣改造
十一 幣原の病床での熟慮と戦争放棄条項
十二 秘密の外交交渉
十三 「調査委員会試案」のスクープと「マッカーサーの三原則」
十四 GHQ憲法草案の成立
十五 幣原内閣の議論と陛下のお言葉
十六 日米徹夜の検討と「憲法改正草案要綱」の発表
十七 幣原内閣総辞職と「9条の掛け軸」、日本国憲法の誕生
作家・歴史家(国際史、憲法史、教育史)
1961年福島県生まれ
同志社大学法学部卒業、放送大学大学院文化科学研究科修士課程修了
公益財団法人蘇峰会理事
一般社団法人日本ペンクラブ会員
蘇峰蘆花論文賞・新島研究論文賞・新島研究功績賞 受賞
[主な著書]
『マッカーサーと幣原総理 憲法九条の発案者はどちらか』 大学教育出版 2018年
『新島襄と八重夫妻 日本最初のモダンカップル』 大学教育出版 2020年