人類の多年にわたる文化的・科学的成果を糧として、無用な固定観念に阻まれることなく、持続的に思考し新時代を展望したい

画像がありません

教 育

地域学習支援論

学び合える社会関係のデザイン

荻野亮吾(おぎの りょうご) 編著/近藤牧子(こんどう まきこ) 編著/丹間康仁(たんま やすひと) 編著

  • 定価:本体2,300円 + 税
  • 書籍在庫:有 / 電子版:なし
  • 判型:A5
  • ページ数:250頁
  • ISBN:978-4-86692-344-4
  • 発行日:2025/03/10発行
書籍内容

人口減少や社会構造の変化に応じて、学齢期に閉じない生涯学習の視野で学びをデザインすることが必要な時代となった。本書は、大学での教員養成課程と社会教育主事養成課程、教職大学院の演習、さらには現職教員や教育委員会での活用を想定した入門・基礎レベルのテキストである。

◆主な目次
第Ⅰ部 生涯にわたる学びをどう理解するか?
第1講 すべての人の生涯にわたる教育とは?
第2講 学びを生み出す仕組みとは?
第3講 大人はどう発達するか?
第4講 働く世代はどう学ぶか?
第5講 市民としての成長には何が求められるか?
第6講 大人の「学びなおし」をどう支えるか?
第Ⅱ部 学び合いをどうつくるか?
第1講 対話に基づいた学びをどうつくりあげるか?
第2講 学びに向けてどう学習者に問いかけるか?
第3講 学び合うワークショップをどう組み立てるか?
第4講 対話と学びの「環境づくり」をどう進めるか?
第5講 オンラインでの学び合いの「環境づくり」をどう進めるか?
第6講 ふりかえりはなぜ大切なのか?
第7講 学習の評価をどう行うか?
第Ⅲ部 地域と学校で子ども・若者をどう育てるか?
第1講 小・中学生の「ふるさと教育」をどう進めるか?
第2講 高校生のプロジェクト型学習の支援をどう進めるか?
第3講 大学と地域での学びをどう進めるか?
第4講 子どもの放課後の学びをどう支えるか?
第5講 多様なバックグラウンドをもつ子どもたちの学びと生活をどう支援するか?
第6講 外国ルーツの子ども・若者たちの明るい将来ビジョンをどう育むか?
第7講 地域と学校の「協働」をどう深めるか?
第Ⅳ部 地域に持続可能な実践をどうつくりだすか?
第1講 学びを止めないためにどんな支援が大切か?
第2講 当事者の経験をどう言語化するか?
第3講 被災地における支援をどう継続するか?
第4講 障害者の学習を地域でどう支え続けるか?
第5講 高齢者を中心とした地域活動をどう継続するか?
第6講 子育て支援を通じて地域のつながりをどう育むか?
第7講 ユースワーカーの省察をどう支援するか?
第8講 地域の変革に向けた学習の循環や継続をどう生み出すか?

【編著者紹介】
荻野亮吾(おぎの りょうご)

現職:日本女子大学人間社会学部准教授
主な著書に、『地域社会のつくり方─ 社会関係資本の醸成に向けた教育学からのアプローチ』(単著、2022 年、勁草書房)など。


【編著者紹介】
近藤牧子(こんどう まきこ)

現職:認定NPO 法人開発教育協会理事・事務局長補佐
主な著書に、『生涯学習のグローバルな展開─ ユネスコ国際成人教育会議がつ
なぐSDG4 の達成』(共編著、2020 年、東洋館出版社)など。


【編著者紹介】
丹間康仁(たんま やすひと)

現職:筑波大学人間系教育学域准教授
主な著書に、『学習と協働─ 学校統廃合をめぐる住民・行政関係の過程』(単著、
2015 年、東洋館出版社)など。