哲学・思想・心理学
スコラ・ピロムーソールム
心愛楽神学院
原正幸(はら まさゆき) 著
本書は,第Ⅰ部「哲学青年カテキノスの夢想」第Ⅱ部「音楽少年アイヌーシュの修行」第Ⅲ部「修道士ウオイの遍歴」にそれぞれ登場する3人によって,現世の中に前世があり,来世の中に現世があるという人間の生の輪廻の姿を描き出した現代を問う哲学書。
1948年 名古屋市生まれ
1975年 東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学
現 在 広島大学大学院総合科学研究科教授
著 書
「空華──生、音楽、真理を巡る対話篇──」(大学教育出版、1992年)
主要論文
「プラトンの『ティマイオス』とハルモニア」(東京大学教養学部人文科学科紀要第65輯哲学21号、1977年)、「音楽と自然──『源氏物語』の聴覚世界」──」(エリザベト音楽大学研究紀要第II集、1982年)、「アリストテレス『政治学』第VIII巻の音楽論」(西洋古典学研究第XXXVIII巻、1990年)、「康の『声无哀楽論』」(美学第41巻4号、1991年)、「詩人の音感覚と音楽性──松尾芭蕉『奥の細道』の聴覚世界の一断面──」(第八届中日音楽比較国際学術研討会論文集、2009年)
翻訳書
「アウグスティヌス『音楽論』」(アウグスティヌス著作集3、教文館、1989年)