数学・物理学
ラプラスの天体力学論 第3巻
ピエール=シモン・ラプラス(ピエール=シモン・ラプラス) 著/竹下 貞雄(たけした・さだお) 訳
フランスの数学者ピエール=シモン・ラプラスの『天体力学』は5巻16編からなり、1799年から1825年にわたって出版された大著である。本書はそれを完全に日本語訳したものである。3巻では、惑星が不規則運動をする原因として、太陽の扁平率や惑星の軌道の離心率や傾斜角などを挙げ、また、惑星の運動の解析と実測から、エーテルの存在を否定している。
主な著書
1.Exposé du Système du Monde, 1796.
2.Théorie analitique des Probabilités, 1812.
3.Essai philosophique sur les probabilitées, 1814.
略 歴
1749 年 ノルマンディ地方のボーモンに生まれる.
1773 年 パリ科学アカデミーの正会員に選ばれる.
1784 年 王立陸軍士官学校の試験官を拝命.
1789 年 フランス革命勃発.
1792 年 エコール・ノルマルの教授に任ぜられる.
1806 年 伯爵に叙せられる.
1817 年 候爵に叙せられる.
1827 年 パリで死す(77 歳).
1933年 福井市に生まれる
1958年 京都大学工学部卒業,日本国有鉄道入社
1964年 ベルギー政府国費留学生として,リエージュ大学に留学(1年間)
1983年 鉄道技術研究所,土質研究室長
1984年 土木学会,技術開発賞受賞
1985年 工学博士(京都大学)
1986年 立命館大学理工学部,教授
2009年 同上退職
現 在 翻訳業に従事している