歴史・地理
戦後日本の復興の記録 下巻
GHQカメラマン ボリアが撮った日本の風景
杉田 米行(すぎた よねゆき) 編著/ディミトリー・ボリア(ディミトリー・ボリア) 撮影
GHQカメラマン・ボリアは、14年間(1947~1961年)の滞在の中で、東京だけではなく北海道から沖縄までの地方の様子も多く撮影。比類なき戦禍のあとで、一丸となって復興に立ち向かい、また一方で生業を粛々と継承していく、当時の日本人の健気な姿を、敗戦から復興への記録としてカラー写真で残した。
1962年大阪府生まれ。
1999年5月ウィスコンシン大学マディソン校博士課程修了、Ph.D.(アメリカ史)。
現在、大阪大学大学院言語文化研究科教授。
主な研究領域は外交・安全保障、日米医療保険史。
1902年アルバニア生まれ。
19歳でアメリカに移住。1940年に徴兵され訓練や諜報のための写真や映画の撮影を習得。国連に雇われ、ヨーロッパの戦禍の跡と復興の様子を撮影するカメラマンになった。47年、GHQの要請により来日。専属カメラマンとして14年間に天皇の全国巡幸に随行して撮影するなどの活躍をした。1990年、ワシントンDCにて88歳で死去。