教 育
いま、子どもの心とからだが危ない
前橋 明(まえはし あきら) 著
健康福祉科学的見地より、子どもたちの抱える心身の問題を分析・解明し、その成果を研究知見として、子どもたちの生きる力といきいきとした暮らしづくりのために、改善策や対応策を考え、提言する。
早稲田大学教授・医学博士
米国ミズーリー大学大学院で修士(教育学)、岡山大学医学部で博士(医学)。
倉敷市立短期大学教授、米国ミズーリー大学客員研究員、米国バーモント大学客員教授を経て、現在、早稲田大学人間科学学術院教授。
受賞 1992年 米国ミズーリー州カンサスシティー名誉市民賞受賞
1998年 日本保育学会研究奨励賞受賞
2002年 日本幼少児健康教育学会功労賞受賞
2008年 日本幼少児健康教育学会優秀論文賞受賞
2008年 日本保育園保健学会保育保健賞受賞
主な著書は、「健康福祉科学からの児童福祉論」(チャイルド本社)、「運動あそび指導百科」(ひかりのくに)、「生活リズム向上大作戦」(大学教育出版)、「幼児体育─理論と実践─」(日本幼児体育学会)、「輝く子どもの未来づくり」(明研図書)、「最新健康科学概論」「健康福祉学概論」(朝倉書店)など。
研究では、乳幼児期からの睡眠時間や朝食・排便、体温、運動量などを、体系的に調査・測定・分析することにより、子どもたちの抱える心身の問題とその原因を明確にしていく。赤ちゃんからお年寄りまで、障害をもつ・もたないにかかわらず、だれもが心身ともに健やかな状態で、いきいきとした暮らしが実現できるような社会のしくみづくりを模索中。