歴史・地理
聖徳太子 倭国と東アジアの変革
磯部 隆(いそべ たかし) 著
6 世紀末から7 世紀初頭にかけて激動する東アジアの中で、確固たる地位を占めるために、随・唐を手本にしつつ我が国独自の国家制度を創り上げる必要があった。その中で聖徳太子の果たした役割について論じる。
1947 年神奈川県藤沢市生まれ、75 年、名古屋大学大学院法学研究科博士課程修了、85 年名古屋大学法学部教授。名古屋大学大学院法学研究科教授を経て、現在は名古屋大学名誉教授。主著に『釈尊の歴史的実像』『孔子と古代オリエント』『東大寺大仏と日本思想史』(いずれも大学教育出版)他。