文 学
記憶の薄暮
17世紀英国と伝記
齊藤 美和(さいとう みわ) 著
本書では、英国近代初期の伝記を論じる。著書に付された前書きや献呈書簡、追悼詩など、狭義の伝記に囚われることなく考察の対象とし、また章ごとに視点を変え、17世紀の伝記を多角的に捉える。
1967年、兵庫県生まれ
1998年、奈良女子大学大学院人間文化研究科博士後期課程単位取得満期退学
現在、奈良女子大学教授
博士(文学)
主著に、Political Lamentation: The Funeral Elegy in Early Modern England, 1603-1660(単著、Eihosha、2002 年)、『イギリスの詩を読む ─ ミューズの奏でる寓意・伝説・神話の世界 ─』まほろば叢書(編著、かもがわ出版、2016 年)、『十七世紀英文学を歴史的に読む』(共著、金星堂、2015 年)、『イングリッシュ・エレジー ─ ルネサンス・ロマン派・20 世紀 ─』(共著、音羽書房鶴見書店、2000 年)、『文学と女性』(共著、英宝社、2000 年)などがある。