芸術・生活
紫禁城の西洋人画家
ジュゼッペ・カスティリオーネによる東西美術の融合と展開
王 凱(Wang Kai) 著
清王朝の康煕・雍正・乾隆三帝に仕えたジュゼッペ・カスティリオーネ(郎世寧)は、清朝宮廷西洋人画家として半世紀間、絵を描き続けた人物である。本書は彼の生涯と早期の西洋画、中国での東西折衷の絵画の代表作の内容を中心に詳述する。
1959年中国杭州市に生まれる。
早稲田大学大学院芸術学美術史専攻博士後期課程修了。
文学博士号を取得。
現在、中国・杭州師範大学美術学院教授、海南師範大学美術学院客員教授。日本・武蔵野美術大学、國學院大學、日本大学講師。
国際書画大賞展実行委員会委員長、日中国際絵画交友会会長、全日本水墨画秀作展審査員、(社)日本美術家連盟会員、日本美術史学会会員。
受賞:日本芸術文化賞、外務大臣賞、文部科学大臣賞、南京国際現代平和美術賞、アジア現代美術展優秀賞、芸術功労賞、早稲田大学美術史学会賞(小杉賞)など受賞多数。
個展27回、作品は日本・中国・フランス・ドイツ・アメリカなどの美術館、美術団体、個人に収蔵されている。
著書には『日本美の探索』(中国美術新聞社)、『中国芸術の光と闇』(秀作社)、『紫禁城の西洋人画家』(大学教育出版)等がある。