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音楽のパトグラフィー
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芸術・生活

音楽のパトグラフィー

危機的状況における大音楽家

大谷 正人(おおたに まさと) 著

  • 定価:本体1,600円 + 税
  • 書籍在庫:有 / 電子版:なし
  • 判型:A5
  • ページ数:130頁
  • ISBN:978-4-88730-483-3
  • 発行日:2002/05/30発行
書籍内容

精神科医として診療する傍ら、アマチュア・オーケストラの指揮者を務める著者による病跡学的研究。モーツァルト、シューベルト、マーラーといった6人の天才音楽家を扱い、危機的状況における音楽家について考察する。

【著者紹介】
大谷 正人(おおたに まさと)

1951 年 三重県に生まれる。
1970 年 三重県立伊勢高等学校卒業、伊勢高等学校在学中は合唱部に属し植村茂氏(伊勢管弦楽団前コンサートマスター)に声楽を師事。同年、
慶應義塾大学医学部に入学するが音楽家をめざして中途退学。
1971 年 東京芸術大学音楽学部楽理科入学、東京芸術大学在学中に芸術祭(大学祭)でオーケストラの指揮を初めて経験する。
1975 年 東京芸術大学音楽学部卒業、三重大学医学部入学、三重大学在学中に三重大学管弦楽団学生指揮を約3年間担当。
1981 年 三重大学医学部卒業し、同時に同大学精神神経科講座に入局。伊勢シティ・フィルハーモニック管弦楽団(現在、伊勢管弦楽団)を仲間と共に創設し、現在に至るまで同楽団の音楽監督・常任指揮者をつとめる。
1983-1984 年 Max Planck 精神医学研究所(ドイツ、ミュンヘン)に留学。
1986 年 三重大学医学部附属病院精神神経科助手
1991 年 三重大学教育学部助教授
1999 年 三重大学教育学部教授、現在に至る。
2002 年 『音楽のパトグラフィー─ 危機的状況における大音楽家─ 』(大学教育出版)を上梓。
2011 年 名古屋マーラー音楽祭(2011 年から2012 年にかけてマーラー生誕100 年を記念してマーラーの全交響曲を連続演奏した音楽祭)で伊勢管弦楽団を指揮してマーラーの最高傑作、交響曲第9 番を指揮。
現在、 日本病跡学会理事、音楽療法ネットワーク三重代表、三重大学室内楽団顧問。
音楽関係では、指揮を小泉和裕氏、故山田一雄氏に師事、チェロを河野文昭氏に師事した。三重大学教育学部特別支援教育講座、及び三重大学大学院教育学研究科にて授業を担当するとともに、三重大学医学部附属病院、北山心身クリニック、松阪厚生病院でも主に児童・青年期の精神疾患の診療にも携わっている。