社 会
科挙と女性
高 峰(かお ふぉん) 著
本書は歴史資料と文学作品を照合し、社会学や精神分析の観点から、科挙試験によってつくり出された社会環境(価値体系)と、そのような社会環境から生み出された女性像との関係を明らかにし、そして科挙制度によって条件付けられた書生の精神世界を解明していく。
1953年生まれ。1983年来日。名古屋大学大学院教育学研究科博士課程を経て、現在中国文化・文学などの講義を担当しながら独自の視点で中国文化を研究。