政治・法律
東アジアの核拡散と欧州の核不拡散のトレード・オフ
東アジア非核化に向けた歴史の理論的考察
芝井 清久(しばい きよひさ) 著
本書は、欧州の核不拡散と東アジアの核拡散という対照的な結果をもたらした核不拡散交渉の問題点を独自の理論モデルを用いて明らかにするものである。
◆主な目次
第Ⅰ章 国際政治交渉における課題─ 信頼性と利得配分─
1 問題提起─ 政治交渉分析における着眼点─
2 国際政治における信頼性の問題
3 利得配分に基づく政治交渉分析
4 交渉問題における分析範囲─ 第三者の存在─
第Ⅱ章 地域横断する核不拡散交渉の分析枠組み
1 プレイヤーn+1 が存在する交渉ゲーム
2 零和n+1 人ゲームの基本概念
3 n+1 人ゲームの含意
4 繰り返し零和n+1 人ゲーム
第Ⅲ章 欧州核不拡散交渉と東アジア核問題の関連性
1 西ドイツ核武装問題
2 中国への波及
3 米ソ協力関係の構築
第IV章 欧州核問題の解決と東アジア核問題の複雑化
最終学歴:上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科国際関係論専攻博士後期課程
現 職:統計数理研究所データ科学研究系特任助教 および データサイエンス共同利用基盤施設特任助教
学 位:課程博士(国際関係論)
研究分野:核不拡散 軍縮・軍備管理 ゲーム理論 国際政治学
主著:
芝井清久「国際交渉の合意形成における第三当事者への対応問題」『国際政治』(169):139–153、2012
松原望・飯田敬輔編/芝井清久他『国際政治の数理計量分析入門』東京大学出版会、2012
芝井清久「欧州の核不拡散と東アジアの核拡散の因果関係─ 西ドイツをめぐる核不拡散交渉とその影響─ 」『国際政治』(180):98–110、2015