政治・法律
他国防衛ミッション
晏生 莉衣(あんじょう まりい) 著
現代ヨーロッパで最悪の悲劇と言われたボスニア・ヘルツェゴヴィナの民族紛争は、日本の国連平和維持活動について重要な示唆を与えてくれる。同国の紛争を振り返りながら、国際社会が守るべき平和と今後の日本の国際貢献について問題提起考をする。
◆主な目次
第一章 サラエヴォ‐狙撃兵が去った危険地帯を行く‐
第二章 モスタル‐美しい古都に今なお残る対立‐
第三章 再び、サラエヴォ‐内戦を振り返る場所‐
第四章 スレブレニツァ‐国連平和維持活動の失敗‐
第五章 平和のレッスン‐ボスニア・ヘルツェゴヴィナ内戦が日本に問いかけるもの‐
第六章 明日への祈り
国際協力専門家。教育学博士。コロンビア大学教育大学院博士課程修了。アメリカ、フランスを始め、アジア、アフリカの途上国など、世界各地で国際平和構築分野の研究や支援活動に、長年にわたって従事。紛争解決の理論と実践、平和教育、国際人権、途上国援助、ジェンダー等、多様なテーマに取り組む。日本における異文化理解やマイノリティ支援にも力を注いでいる。