教 育
TBLを文系座学科目に
チーム基盤型学習で理解を促進
関谷 弘毅(せきたに こうき) 著
本書は、文系座学科目にTBL(Team-Based Learning:チーム基盤型学習)を取り入れた授業を紹介したものである。大学で教え始めた筆者が、授業内で生じる問題の克服を目指し、改善と効果の検証を繰り返してきたアクション・リサーチの過程を詳説する。
◆主な目次
第1章 TBLとは何か
第2章 TBLにはどのような効果があると言われているのか
第3章 アクション・リサーチとは何か
第4章 TBLは学習効果を高めるか(研究1)
第5章 TBLはどのように学習効果を高めるのか(研究2)
第6章 フリーライダーをどのように克服するか(研究3)
第7章 TBLの学習効果はどこから表れるか‐別科目での検討‐( 研究4)
第8章 グループワークで役割を持つことの効果を再検討する(研究5)
第9章 総合考察 ‐まとめと今後の展望‐
1980 年愛知県名古屋市生まれ。
広島女学院大学人文学部国際英語学科准教授。
2014 年3 月東京大学大学院教育学研究科総合教育科学専攻教育心理学コース博士課程単位取得満期退学。
上海日本人学校高等部英語科教諭、広島女学院大学国際教養学部国際教養学科専任講師を経て、2019 年より現職。
研究領域:英語教育学 第二言語習得研究
主要業績:
Sekitani, K. (2019). Learnersʼ beliefs and learning strategies regarding Chinese as a second language and English as a foreign language at Shanghai Japanese High School, Asian English Studies, 20, 52-73.
関谷弘毅.(2019).「大学の英語教育学専門科目におけるチーム基盤型学習(TBL)の導入とその改善─ グループワークにおける役割付与の効果─ 」.『全国英語教育学会紀要』,30, 319-334.
関谷弘毅.(2019).「チーム基盤型学習(TBL)が知識獲得と概念理解に与える影響─ 英語学の授業実践から─ 」.『中国地区英語教育学会研究紀要』,49, 43-53.